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 ザリガニを青くする方法


青いアメリカザリガニが発見された頃・・・ラジオ放送でアメリカザリガニを青くする方法を解説していました。
説明していたのは、どこかの水族館の人だったと思います。
アジやサバを食べさせると「青いアメリカザリガニ」が作れるという内容で、甲殻類と食物に含まれる色素の関係についても説明していました。
当時は青いアメリカザリガニが、3万円とか5万円で取引されていましたので、人工的に青くしたらボロ儲けなんて事も考えていたのですが・・・
若い頃というのはアイディアがあっても行動に継続性がありません。
企画倒れで終わってしまい、この事はすっかり忘れていました。

21世紀になって、青いアメリカザリガニが当たり前に流通するようになり、青く改良する事の商品価値は下がってしまいましたが、今でも青の方が人気があるようです。
しかし、人工的に色を変化させた固体は、管理方法を知らない人が飼育すれば元の色に戻る可能性が高いのです。

そこで、昔の情報を思い出しながら、青い固体を作る方法を実践してみました。
高価な青い固体を買うのは財政的に辛い人でも、この方法を知っていれば、青いザリガニが飼育できますよ。

なお、当コンテンツは個人レベルでの研究結果を元に書いていますので、他のサイトで公開している情報と食い違う場合もあります。
また、この情報を元にチャレンジしても、違う結果になるかも知れません。
挑戦する場合には、あくまでも「自己責任」でお願いします。

このザリガニは、「アメリカザリガニ」です。
採集したポイントは、東京と神奈川の間を流れる多摩川です。

このザリガニを採集した時のサイズは、3cmくらいで色も普通の茶色だったのです。
飼育環境とエサをコントロールして、色を変化させただけなのですが、こんな色に変色させる事が可能になのです。


次は、ミステリークレイフィッシュで茶色から青に変色させた事例です。


ザリガニの食性は雑食なので、植物質と動物質の両方を食べます。
この固体が食べていたのは、以下のような物です。

  • プレコ用タブレット(植物質+動物質の混合)
  • トリミングで余った水草(植物質)
  • 水槽内に生えたコケ(植物質)
  • ディスカス用のエサ(動物質)
  • ブラインシュリンプ(動物質)
こちらの事例は、エサを工夫して色を調整した成果です。
与えたエサは、以下のような物です。

  • プレコ用タブレット (植物質+動物質の混合)
  • 水槽内に生えたコケ(植物質)
  • ディスカス用のエサ(動物質)


プレコ用のタブレットは、色が薄くなりすぎた場合のみ与え
主食としては、ディスカス用のエサを使用していました。

甲殻類の色は、食べ物に左右される事が、把握できると思います。


しかし、飼育環境によっては、青くするのと同じようにエサを与えても、水色〜白になってしまう事もあります。

 
この水色の固体は、青い固体から作りました。
 
この白い固体は、茶色の固体から作りました。


これらの色の薄い固体は、飼育環境による影響です。
水槽内に白いアクリル毛糸を敷き詰めて飼育すると、色素が薄くなるのです。

青の固体の方は、黒のアクリル毛糸を使って育てていたのです。

ザリガニの色は、飼育環境とエサのバランスで、このように変化させる事ができるのです。


これらの実験結果をまとめてみると、全身が青い固体を作るには、「エサと環境の両方が必要」だという事が把握できたと思います。


最後に、ディスカス用のエサの種明かしです。

アジやサバを与えれば・・・という事は、昔から知っていたのですが、今の時代には便利な物が売っています。
乾燥エサで同じ効果が得られる物があるんです。

このエサには、色素があまり含まれていませんので、色素に関する実験をする場合には便利です。

但し、ザリガニにこのエサだけ与えると、脱皮に失敗して死んでしまう事がありますので、週に1回は他のエサを食べさせて、色を調整する必要があります。



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